初期設定のエクセルでは、マクロ作成に必要な[開発タブ]が表示されていません。
開発タブを表示してマクロ作成に必要な機能ボタンを表示しましょう。
[開発タブ]の表示方法はエクセルのバージョンにより異なります。
以下の手順で表示してください。
※使用者が多いExcel2010以降の場合のみ画像にて説明します。
1. Excelメニューの[ファイル]タブをクリック
2. [オプション]を選択
3.[Excelのオプション]画面から[リボンのユーザー設定]を選択
4.[メインタブ]内の[開発]にチェックをし、[OK]をクリック
5.これでExcelのメニューに[開発]タブが追加されます。
これでエクセルのメニューに [開発] タブが追加されます。
開発タブはありません。設定は不要です。
[ツール]→ [マクロ」で表示される機能が [開発タブ]の代わりになります。
今後、マクロを作成・確認するときは
から行います。
エクセルの操作を記録しておき、自動で実行してくれる機能です。エクセルマクロ(以下、マクロと呼びます)を使えば、複雑なエクセル操作でも自動実行できるようになります。
まずは、なんといってもこれでしょう。手作業のエクセル操作をマクロにおきかえることで、ボタンをクリックするだけで処理が終わります。
例えば、以下のようにエクセルとテキストファイルを行き来するような作業もボタンひとつで完了です。
今までコピペで使っていた時間はコーヒーブレイクに使ったり、残業が減って早く帰れます。
一度自動化した操作は、自分が編集しない限り同じ動作をします。したがって、操作を何百回、何万回と繰り返してもミスをすることがありません。複雑な操作だと、「次、何をするんだっけ?」と忘れてしまうこともあるかもしれません。しかし、マクロに登録しておけば、そのようなこともありません。
自分以外の人へ複雑なエクセル操作の業務を引き継ぐとき、手作業であれば操作を細かく記述した手順書を作成しなければいけません。しかし、マクロを作成してから引き継げは、手順書はとてもシンプル。「(マクロを実行するための)ボタンをクリックする」でOKです。
マクロを作る準備には、お金はほとんどかかりません。あなたのパソコンにエクセルが入っていればそれだけでOKです!他に買い足すものはありません。高額なプログラミングソフトは不要です。また、エクセル自体がデータベースにもなるので、大規模なデータをあつかうのでなければ、データベースソフトを購入する必要もありません。
投資0で効率化できれば、うれしいですね。費用対効果が大きい改善ができる事を会社へ十分アピールすることができます。
また、「高価なツールを買ってはみたが、効果が無かった…」ということにもならないので、気軽に始められることも魅力です。
いかがでしたか?
よいことずくめです。
そんな便利なマクロの使い方をわかりやすく説明していきたいと思います。