前回まで「変数の初期化」、「配列変数に追加」のアクションを使ってみて、同じ形式でカンマ区切りのデータであればアレイ(配列)にできるということがわかりました。
ということは、アレイの中にアレイを入れて、二次元配列が作れそうです。
どういう時に使うかはさておき。試してみたいと思います。
二次配列の書き方
通常のアレイ(配列)は[]でくくった、カンマ区切りで表します。
[11,12,13]
配列は0番目からのスタートになりますので、
上記の配列は0番目が11、1番目が12、2番目が13となります。
二次配列は、配列を入れ子にします。
同じく21~23、31~33の配列を並べて、[]でくくります。
これで二次配列の完成です。
[[11,12,13] ,[21,22,23], [31,32,33]]
PowerAutomateでやってみよう
概要
以下は、先ほど説明した11から33までの数字を使った「アレイ二次」という二次配列を作り、その二次配列の値を参照する例です。
実行結果と解説
アレイに設定した配列が参照できるか確認してみます。
試しに以下のように参照してみましょう。
variables('アレイ二次')[0][0]
上記の指定だと、親配列の0番目、子配列の0番目なので、11が表示されるはずです。
[[11,12,13] ,[21,22,23], [31,32,33]]
おわりに
大量のデータを扱うにあたり、アレイは避けて通れないものです。
入れ子になっている多次元の配列はちょくちょくでてくるので、まずは簡単な数値の配列で確認することで、文字列やその他の配列の使い方について理解しやすくなるのではないでしょうか。