2022年10月5日水曜日

エクセルの表のデータをアレイ(配列)に読み込んで保存する2【PowerAutomate】

event_note10月 05, 2022

 

エクセルの表をアレイ(配列)に読込みこむ

このような表を担当リストという名のアレイ変数(配列)に読込みます。

概要

読み込んだエクセルのvalueを、変数の初期化の初期値に設定してやることで、1行ごとのデータに分けて配列に格納されます。

1,2,3 とか {XX},{XX},{XX} みたいなカンマ区切りのデータを初期値で設定するとカンマで区切って、アレイデータが出来上がりです。

全体の流れ

「表内に存在する行を一覧表示」でデータを読み込んだ後、「変数を初期化する」でアレイの初期値に設定します。




 

表内に存在する行を一覧表示


このアクションは指定したエクセルのテーブルにあるデータを条件に従って読み込みます。
読み込んだデータは以下のようになります。

次のステップで設定する value は以下のようなデータです。

{}で区切った単位が1行分のデータあり、{},{},{}という風に同じ形式のデータが3つ並んでいます。

カンマ区切りのデータなので、アレイに格納できる形式ですね。

変数を初期化する

前のステップで取得したvalueを値に設定します。


アレイに設定したデータを参照するには


式variablesを使って、データを参照します。

 variables('アレイ変数名')[取得したい行数-1]?['エクセルでの項目名']

 

 variables()    のなかは、アレイ変数名
    []        のなかは    配列の番号
    ?[]        のなかは    エクセルでの項目名(列の名前) です。

例えば、 

variables('担当リスト')[0]?['氏名']

と指定すると、エクセルでいうと以下の赤枠のデータを参照できます。

valuablesどこで書く?

こんな風に、式から入力します。


実行結果