VBScriptのExcelのSelectメソッドは、セルや範囲を選択するために使用されます。
Selectメソッド
概要: セルや範囲を選択するためのメソッドです。
構文:
objWorksheet.Cells(row, column).Select objWorksheet.Range(cell1, cell2).Select引数:
- objWorksheet: 選択操作を行うワークシートオブジェクトです。
- row: セルの行番号を指定します。
- column: セルの列番号を指定します。
- cell1: 開始セルのアドレスを指定します。
- cell2: 終了セルのアドレスを指定します。
返り値: なし
使用例
この使用例では、ExcelのSelectメソッドを使用してセルや範囲を選択しています。セルを選択する場合は、Cellsメソッドを使用し、行番号と列番号を指定します。範囲を選択する場合は、Rangeメソッドを使用し、開始セルと終了セルのアドレスを指定します。
' Excelオブジェクトを作成します Set objExcel = CreateObject("Excel.Application") ' 新しいワークブックを作成します Set objWorkbook = objExcel.Workbooks.Add() ' 1番目のシートを取得します Set objWorksheet = objWorkbook.Worksheets(1) ' セルに値を設定します objWorksheet.Cells(1, 1).Value = "Hello" objWorksheet.Cells(1, 2).Value = "World" ' セルを選択します objWorksheet.Cells(1, 1).Select ' 範囲を選択します objWorksheet.Range("A1:B5").Select ' 範囲を選択し、選択範囲を表示します Set objRange = objWorksheet.Range("A1:B5") objRange.Select objExcel.Visible = True ' オブジェクトの参照を解放します Set objRange = Nothing Set objWorksheet = Nothing Set objWorkbook = Nothing Set objExcel = Nothing